学生生活を充実させる3つのコツ

私は文系の4年制大学を卒業後であったため2年制の専門学校に通っていました。

かなり自由な社会人をしていた私にとって、2年間の勉強期間は貴重な大切な時間であると同時に、結構なストレスを抱える2年間でもありました。

その経験から、今学生をしている方、これから専門学校に入ろうとしている方向けに、私の考える「学生生活を充実させるコツ」をお伝えしますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

先のスケジュールをイメージして行動すること

1年は、長いように思えますが、実際は、課題、試験、発表、実習などでとんでもないスピードで過ぎ去っていきます。そこで、急に焦ることのないように先のスケジュールをきちんとイメージしておきましょう。

もっとも意識すべきは国家試験です。時間があると思っても、国家試験前の夏が実習まみれになり、意外と時間がありません。

その国家試験に向けて「国家試験の過去問10年分を何度も解く」ことが必要になるのですが、私は自分の頭に入っている知識にムラがあって結構時間がかかって焦りました。記憶力に自身のない人や余裕を持って進めたい、という方は、最終学年に上がる半年前くらいから手を付けることをおすすめします。

過去問については学校から資料をもらえたりしますが、私はこちらの問題集が見やすくて好きで使用していました。解説がとても簡潔なので、解説を読んで理解できない場合は必ず教科書やノートを見直して復習するようにしましょう。



「人は人、自分は自分」であること

人前で話すことが得意な人・苦手な人、暗記の得意な人・苦手な人など、当たり前ですが人によって得意不得意があります。その差について人と自分を比べて必要以上に思い詰めないでほしいです。

闘争心により自分を成長させていくのは良いことですが、最終的には国家試験を通過し、一人でも多くの患者さまやそのご家族をサポートできるセラピストになることがゴールです。

試験の難易度が上がってきたり、国家試験が近づいたりすると不安になることがあると思いますが、自分は自分です。自分の努力の結果がきちんと伴っていればその計画は成功、伴っていなければ計画を練り直し再度挑戦していきましょう。

実習では柔軟で折れない心持つこと

実習では、バイザーに厳しい指導を受けたり、判断のできない局面に追い込まれたりと、慣れないことばかりで余裕がなくなることがありますが、心を強く持ってほしいです。その強さは、「我慢」ではなく「柔軟で折れない」ということです。

私がいたクラスでは、バイザーから心無いことを言われ、STを諦める決断をした人が数名いました。

私もある実習先では「社会に出られない人間だと思う」と言われたことがあります。

また職場では「悪い芽は早いうちに積んでおくこともSTの大切な仕事だ」と先輩STに教わったこともあります。

分からなくはないですが、そういうことって、当事者に堂々とパワハラのような形でぶつけて良いものではないんです。万が一、あなたがそんなひどい状態に陥ったときには、まずは教員に相談してくださいね。

そして、実習中にただ我慢して耐えるのではなく、その状況を打破する方法を探して実行してみることをおすすめします。私はひどいことを言ってきたバイザーに対しアプローチ方法をあの手この手と変えてみた結果、良い成績をもらうことができました!患者さまが味方になってくれたことも大きかったです。

実習は、バイザーのために行うのではなく、患者さまから貴重な時間をいただきながら学生が学ぶ機会です。患者さまに対し誠心誠意、全力で向き合う中で「STになりたい」という気持ちを大きくしてもらえることが、私は実習を行う意味だと考えています。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

以上、「学生生活を充実させる3つのコツ」でした。