ことばが遅れてるかも…
意味のあることばが出てこない…
このような悩みを抱えている養育者さんは
多いのではないでしょうか。
この記事では、その養育者さんの悩みの解決を
少しでも解決することを目的に
ことばの発達について解説しますね。
発達には、個人差がありますので、
この記事では、
発達の目安として読んでいただけますと幸いです。
ことばの発達の階段
ことばの発達は
いくつかの段階に分けることができます。
段階は、諸説ありますが
うさぎ組では以下のようにまとめます。
- 前言語期(0歳〜1歳)
- 単語期(1歳〜1歳半)
- 語から文への移行期(1歳半〜2歳半)
- 文の形成期(2歳半〜4歳)
- 文章構成期(4歳〜6歳)
前言語期(0歳〜1歳)
ことばを話す前の段階です。
愛着に基づいた、
他者(養育者)の気持ちや感覚を
自然に読み取る能力(対面的相互行為)から、
【赤ちゃん】と【他者(養育者)】が【注意を共有する対象(おもちゃとか)】を通して
気持ちや感覚を共有する行為(三項的相互行為)を形成する段階です。
課題は以下の内容です。
- 基礎的コミュニケーション関係の形成
- 愛着関係、注意対象の共有、相互行為フレームの形成
- 共感的発声と意図的発声の活性化
- 指さし、表情、身振り、発声などによるやりとり
ことばの土台になる大切な段階です!
この土台をきちんと作らないと、その後の発達に影響を及ぼす可能性があります。
単語期(1歳〜1歳半)
単語レベルで意味のあることばが出現してくる段階です。
課題は以下の内容です。
- 動作に伴う発話、交換的発話、音声模倣の促進
- 音声言語形式と機能の関係性の構築
- 状況に合わせてた言語表現の理解の向上
- 事物認識、状況認識、相互関係のルール理解の促進
初語、そして、2語文が出現し始める段階です。
語から文への移行期(1歳半〜2歳半)
語の羅列、パターン化した句や文表現の段階です。
課題は以下の内容です。
- 語の羅列、パターン化した句や文表現の拡大
- 聴覚音声フィードバックの強化
- 2〜3文節文の聴取tと自発的音声模倣の促進
- 遊びや生活経緯の充実によるイメージ形成
語連鎖や助詞が出現し始めます。
文の形成期(2歳半〜4歳)
統語発達の段階です。
課題は以下の内容です。
- 構文構造に基づく聴取・理解の促進
- 基本的な日本語の構文構造の習得
- 多文節文n聴取向上(3〜4分節文以上)
- 会話のやりとり、説明、報告などの言語使用の拡大
- 書記言語の習得
文章構成期(4歳〜6歳)
複雑な文の構造、書記言語学習、談話理解の精緻化の段階です。
課題は以下の内容です。
- 日本語の基本的文構造の完成
- 時間、比較、仮定、順接、逆接、因果関係などの概念形成と理解促進
- 言語的理解、言語的類推、論理性、言語操作の習熟
- 書記言語習得の促進
ツキノは、土台がしっかり作った上で、それぞれの段階に合った学習していくことが大切であると考えます。
詳細は別の記事にて更新していきますね!!
ここからは各段階について説明していきますね!